2026/06/07 13:26

猫と暮らしていると、「いつ見ても寝ているな」と感じることがあります。実際、猫は人間よりもずっと長い時間を睡眠に費やします。では、猫は一日にどれくらい眠るのでしょうか。また、なぜそれほど長く寝るのでしょうか。

猫の睡眠時間は11216時間程度

一般的な成猫の睡眠時間は、1日に約1216時間とされています。個体差はありますが、子猫や高齢の猫になると1820時間ほど眠ることも珍しくありません。

年齢別の目安は次のとおりです。

年齢

睡眠時間の目安

子猫

1820時間

成猫

1216時間

シニア猫

1620時間

人間の平均睡眠時間が78時間程度であることを考えると、猫がいかに長時間眠る動物であるかがわかります。

猫がたくさん寝る理由

1. 狩りに備えてエネルギーを温存するため

猫の祖先は小動物を狩って生活していました。狩りは瞬発力と集中力を必要とするため、多くの時間を休息に充ててエネルギーを蓄える習性が発達しました。

家庭で暮らす猫もその本能を受け継いでいるため、食事を自分で狩る必要がなくても長時間眠る傾向があります。

2. 浅い眠りが多いから

猫の睡眠の多くは「レム睡眠」と呼ばれる浅い眠りです。周囲の音や気配に反応できる状態で眠っていることが多く、少しの物音で目を覚ますことがあります。

一見するとずっと寝ているように見えても、実際に深く眠っている時間はそれほど長くありません。

3. 薄明薄暮性の動物だから

猫は夜行性と思われがちですが、実際には朝方と夕方に活発になる「薄明薄暮性」の動物です。野生では獲物が活動する時間帯に合わせて行動し、それ以外の時間は休息を取ることが多いため、日中によく眠る姿が見られます。

4. 成長や体の回復のため

特に子猫は成長ホルモンの分泌が活発なため、多くの睡眠を必要とします。また、高齢の猫も体力の回復や身体機能の維持のために睡眠時間が長くなる傾向があります。

猫の睡眠で気を付けたいこと

猫が長時間寝ること自体は自然な行動ですが、次のような変化が見られる場合は注意が必要です。

  • 急に寝る時間が増えた
  • ほとんど起きてこない
  • 食欲が落ちている
  • 元気がない
  • 呼びかけへの反応が鈍い

こうした症状が続く場合は、病気や体調不良が隠れている可能性もあるため、獣医師に相談することをおすすめします。

まとめ

猫は一般的に11216時間ほど眠り、子猫やシニア猫では1820時間眠ることもあります。長時間眠る理由は、狩りの本能によるエネルギーの温存や浅い眠りの多さ、そして薄明薄暮性という生活リズムにあります。

「猫は寝てばかり」と思われがちですが、その睡眠は猫にとって健康を維持するための大切な時間です。愛猫が気持ちよさそうに眠っている姿を見かけたら、本能に従ってしっかり休んでいる証拠だと思って見守ってあげましょう。